だ・もんで「だ・もんで」 静岡弁で「だから」の意味
2018年9月号

 9月に入っても暑い日が続いておりますが、皆さんお変わりありませんか。我が家では、まだまだエアコンが活躍中。今年はフル稼動のエアコンさん、お疲れさまです。
 さて、暑さ以外にも今年は台風が記録的に多く発生しています。連日、台風のニュースが流れていて気になる事がありました。そもそもなぜ台風は「台風」と呼ばれているのでしょう?それについて調べてみました。
 昔、日本では暴風のことを「野分 のわき、のわけ」と呼んでいました。野を分けるほどの風という意味で、源氏物語でも使われています。その後、江戸時代は中国から伝わった「颶風 ぐふう」に変わり、明治時代には英語の「typhoon タイフーン」が「颱風 たいふう」と翻訳されて今の台風になったようです。

 台風の呼び名は「台風○○号」と数字が入っていますが、他に別名があります。米国では人名を付けていましたが、アジアでは、各国で構成された台風委員会で定められた国際的名称で全部で140個あり、順番に付けられています。ちなみに1号はカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」という名前です。日本は「テンビン」や「ヤギ」など星座の名前を使っています。ちなみに8月のニュースでは台風14号が「ヤギ」と呼ばれていましたね。ヤギを想像するとなんとなく強い台風に思えませんが、9月も危機意識をもって対策しておきましょう。
 台風が発生した場合、まず気象状況を確認してください。雨量や河川の水位は気象庁のホームページで見られます。各携帯電話会社では設定しておけば自動メールで案内してくれるサービスもあります。ハザードマップも入手しておきましょう。家の周りの点検、窓や雨戸の補強も必要です。浸水や停電などライフライン断絶に備えて、飲料水や懐中電灯の用意、漏電防止にコンセントは抜き、低い位置にあるものは高所に移動させます。
 台風が接近したときは避難勧告が出ていなくても、早めに安全な場所へ避難することが大切です。一人ひとりが自分たちの身は自分たちで守る意識を持って過ごしましょう。




台風
©清水クレジット(株)

レディースキャッシング・エレガンス